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腎臓内科

腎臓内科について

腎臓腎臓の機能が低下して機能を果たせなくなると透析治療や腎移植手術が必要になります。当院の腎臓内科では透析予防を目的とし、軽度の腎機能低下を起こしている方が、進行して透析治療や腎移植が必要な状態にならないための診療を行っています。
腎臓は尿を作るだけでなく、他にも重要な多くの役割を担っている臓器です。腎臓の機能を守ることは、身体全体のバランスを保ち、快適に暮らすために不可欠です。当院では患者様の状態を把握した上で、腎臓の状態や機能を保つために可能な治療や生活習慣の見直しについて丁寧にご説明しています。

腎臓の役割

腎臓は様々な役割を担っています。

  1. 血液を濾過して、必要な物質の再吸収と不要な老廃物・毒素・余分な水分を尿として排泄する
  2. 血圧を調整するホルモンの産生
  3. 体内の水分量と血液中のミネラルの濃度を一定に保ち、血液を弱アルカリ性に保つ
  4. 骨の代謝に不可欠なビタミンDを活性化する
  5. 造血ホルモンであるエリスロポエチンの産生

主な腎臓疾患

  • 糖尿病性腎症 (DKD)
  • 慢性(糸球体)腎炎
  • 腎硬化症
  • 多発性嚢胞腎
  • 自己免疫疾患(膠原病)
  • ネフローゼ症候群 など

急性腎不全・慢性腎不全

腎不全は急激に腎機能が低下してしまう急性腎不全と、長期間かけて進行する慢性腎不全に大きく分けられます。急性腎不全は数時間から数日で急激に腎機能が低下して緊急の治療が必要になりますが、状態によっては適切な治療によって腎臓機能が回復する可能性があります。慢性腎不全は数か月から数十年かけて進行し、失われた腎機能の回復はほとんど見込めないとされています。こうしたことから、慢性の腎臓障害や腎機能低下をできるだけ早期に発見し、早めに適切な治療に取り組むことが重要になります。
急性腎不全は、尿量減少や全く尿が出なくなる無尿、むくみなどの症状が現れます。慢性腎不全に至る腎臓障害や腎機能低下は初期の症状がほとんどなく、ある程度進行すると目の周囲や足のむくみ、尿量の変化、頻尿・夜間頻尿、だるさ、貧血、かゆみなどの症状を起こします。

急性腎不全・慢性腎不全
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このような症状がある方は腎臓内科へご相談ください

  • 十分な休息や睡眠をとってもだるさや倦怠感がある
  • 高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症などがある
  • 手足や目の周辺のむくみ
  • 尿の量が減った・増えた
  • 尿の色が変化した
  • 健康診断などでたんぱく尿・尿潜血を指摘された など